膝窩筋腱炎
膝窩筋腱炎は膝の屈曲・伸展(曲げ伸ばし)時に膝窩部(ひざ裏)や膝の外側の痛みがあり、マラソン等のスポーツによる膝窩筋損傷や長時間の座り作業による膝窩筋の緊張が原因のため、通常よくある膝の痛みのようにレントゲンやMRIでは異常が見つからず、整形外科や整骨院、鍼灸院などあちこちで治療を受けても改善が見られずに当院にいらっしゃる方が多い傾向が見られます。
ご存知ですか?膝外側の痛みは太ももを鍛えても良くならないことを
- 立ち上がる時に膝が痛い
- 下り坂道を歩くと膝の裏や外側が痛い
- X脚やO脚がひどくなってきている
- 膝を温めると余計に痛くなった
- ストレッチをしたら痛みで次の日歩けなくなった
- 整形外科や整骨院に通ってみても良くならない
- このまま膝の痛みが一生治らないかもしれないと不安だ
膝窩筋腱炎の症状
長時間の座り作業(オフィスワーク・ガーデニングなど)の後、立ち上がる時に膝の裏や外側に鋭い痛みが現れる膝の裏の痛みでは比較的多く見られます。
膝窩筋腱炎の原因
モモの骨(大腿骨)とスネ側の骨(脛骨、腓骨)のズレや捻じれをともなう膝窩筋腱と周辺の靭帯の癒着です。
膝窩筋は膝の裏内側下側から膝の裏外側上側に向かって走る筋肉で膝から下が外側にねじれるのを防ぐとともに、モモの骨(大腿骨)がスネ側の骨(脛骨、腓骨)の上で前方に動くのを防いでいます。
最終的に腱となって骨につく部分が膝外側にあるため、炎症が起きると膝外側に痛みが現れます。
膝窩筋腱炎の治療
膝窩筋腱炎の直接的な原因である
- 膝窩筋腱と周辺の靭帯の癒着
- モモの骨(大腿骨)とスネ側の骨(脛骨、腓骨)のズレや捻じれ
の改善と
癒着と骨のズレを起こさせた原因である
- 膝関節の周辺にある筋肉の柔軟性の回復
- 膝周辺の緊張を起こさせた姿勢の改善
を平行しておこなうことにより今お悩みの膝の痛みの改善と再発予防を兼ねた全身の調整をおこないます。