肩こり・首こり・ストレートネックの原因①筋膜
筋膜による肩こり・首こり・ストレートネックを改善する方法
「筋膜伸ばし体操」で筋膜のシワは解消できます。
洋服のシワを伸ばす要領で引っぱる
私たちの体の中には筋膜が縦横無尽に張り巡らされ、まるで全身が筋膜のタイツで覆われたような状態になっています。
ところが筋膜は、それぞれがつながり合って全身を覆っているため、全身のどこか1カ所の筋膜に異常が起こると別の部位へと次々に連鎖していき、ひいては全身に異常が及ぶことがあります。
筋膜の中でも、とりわけシワができやすいのが肩の部分です。
肩や首は重い頭を支えており、約8㎏もあるという両腕も肩を起点としてぶら下がっています。
このような負担のかかる場所の筋膜には、シワができやすいのです。
肩の筋膜シワを伸ばす方法は、意外と簡単
こうした肩の筋膜シワを伸ばす方法は、意外と簡単です。
イメージとしては、「洋服の肩の部分にできたシワを伸ばす」のと同じ要領と考えてください。
洋服の場合、右肩のシワを伸ばすなら、背中の対角線上にある左裾の部分をピンと引っぱれば、シワがきれいに伸びます。
肩の筋膜の場合も同じです。
右肩にこりや痛みを感じたからといって、その部位を伸ばす運動ばかりしてもあまり効果はありません。
治るどころか筋膜シワを逆に増やしてしまう可能性もあります。
例えば、右肩の筋膜シワを伸ばすには、反対側にある左の腰の部分を引っぱるようにします。
そうすれば、筋膜はつながり合っているため、肩の筋膜シワがきれいに伸びるとともに、筋肉と筋膜の癒着も解消して、こりや痛みが消えて胸郭出口症候群・五十肩・肩こりも軽快していくのです。
その方法については、次の記事でくわしく説明しましょう。
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