セルチェックで首こり病を確認し、
手技治療と鍼灸治療で首こりを徹底解消
症状のセルフチェック
首こり病はオフィスワーカーやパソコン業務を行うIT関連の会社員、受験勉強や資格試験勉強をしている人に多く、そのほか、育児や家事を行う女性、歯科医師・助手、料理人、美容師、介護士、看護士、保育士など、下を向いて作業を行う職種に就いている人に多くみられます。
特に育児では下が0歳児、上が2~4歳児と、2人の子どもを抱えているときが大変です。
子どもの世話で首を酷使しています。
うつ症状などの深刻な症状を訴えるケースも見られます。
首の筋肉を酷使すると、どうなるの?
では、首の筋肉を酷使すると、どのような症状が具体的に出るのか、下のチェックシートを使ってチェックしてみましょう。
項目は、Aこり・痛み(緊張性頭痛)、Bふらつき・めまい、C自律神経症状、D気分の問題(気分障害)、Eしびれ(末梢神経障害)の5つに分類されています。
Aの症状があることが首こり病の前提になります。
Aの項目にチェックがない場合は、首こり病ではない別の原因が考えられますが、深刻な首こり病では、こり固まった状態が当たり前になって、自分ではこりを自覚できないケースもあるので、注意が必要です。
チェックが4項目以下の場合には、
特別に強い症状がある場合は別として、今のところ問題がありません。
うつむき姿勢に気をつけ、首をいたわるようにしましょう。
5~10項目に該当する場合には軽症です。
日ごろからセルフケアを積極的に行いましょう。
11項目以上は中症、重症で、うつ症状など心の問題も抱えており深刻です。
5項目以上の場合、首こり病に詳しい治療院の受診をおすすめします。
特殊な手技治療と鍼灸治療
当院に来院された際には、
初診で20分ほどかけて、しっかりと問診を行い自覚症状を確認し、あなたのお悩みの状態をしっかりと共有します。
次に首の疲労状態を触診します。
触診で首の筋肉のチェックポイントの張りや痛みを確認します。
これらの結果、深刻な病気が隠れていないかどうかを調べます。
首こり病と診断された場合には、症状や総合的に判断して治療計画を立てて治療をおこないます。
施術の基本は筋・筋膜・関節の調整と鍼灸波治療です。
こり固まった筋肉のこりを手技で徹底的に解消していきます。
手では届かないところには適宜、鍼治療を行い、患者さんの症状にあわせて、筋肉のより深いところをほぐしていきます。
それでも、まだ残る強いこりにはピンポイントで電気鍼治療を施します。
治療の頻度は、週1~2回が基本です。
症状の程度によっては、集中的に治療を受けていただく場合もあります。
治療を進めていくうちに、首の痛みやこりが徐々に軽減し、それとともに症状が減少していきます。
症状がすべてなくなり、各種検査でも異常がなくなれば完治です。
患者さんによって異なりますが、数週間から数カ月で治るケースが多いです。
肩こり・首こり関連記事
- 日本人女性お悩みの症状第1位 「 肩こり 」
- こり・痛みの真原因は筋膜のシワだった
- マッサージだけでは筋膜シワは消えない⁉
- 「筋膜伸ばし体操」で筋膜のシワは解消できます。
- 筋膜をほぐして・はがして・引き伸ばす
- 50代以降の首・肩のこりや痛み
- 首痛、首こりを起こす真犯人は
- 頸椎症の種類①『骨棘』
- 頸椎症の種類②『椎間板ヘルニア』
- 頸椎の椎間板への負担を減らすことが重要
- 背骨のセルフケア『ドーサル・ストレッチ』で肩こりを治す
- 後頭下筋群のセルフケアで首こりを治す
- 後頭下筋群の癒着をはがし個別に動かす
- 首こり改善運動
- 首こりが自律神経の不調を引き起こす
- セルチェックで首こり病を確認・手技治療と鍼灸治療で首こりを徹底解消