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肩こり・首こりセルフチェック✔|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。 

セルチェックで首こり病を確認し、
手技治療と鍼灸治療で首こりを徹底解消

症状のセルフチェック

首こり病はオフィスワーカーやパソコン業務を行うIT関連の会社員、受験勉強や資格試験勉強をしている人に多く、そのほか、育児や家事を行う女性、歯科医師・助手、料理人、美容師、介護士、看護士、保育士など、下を向いて作業を行う職種に就いている人に多くみられます。

特に育児では下が0歳児、上が2~4歳児と、2人の子どもを抱えているときが大変です。
子どもの世話で首を酷使しています。
うつ症状などの深刻な症状を訴えるケースも見られます。

首の筋肉を酷使すると、どうなるの?

では、首の筋肉を酷使すると、どのような症状が具体的に出るのか、下のチェックシートを使ってチェックしてみましょう。

項目は、Aこり・痛み(緊張性頭痛)、Bふらつき・めまい、C自律神経症状、D気分の問題(気分障害)、Eしびれ(末梢神経障害)の5つに分類されています。

Aの症状があることが首こり病の前提になります。

Aの項目にチェックがない場合は、首こり病ではない別の原因が考えられますが、深刻な首こり病では、こり固まった状態が当たり前になって、自分ではこりを自覚できないケースもあるので、注意が必要です。

チェックが4項目以下の場合には、
特別に強い症状がある場合は別として、今のところ問題がありません。
うつむき姿勢に気をつけ、首をいたわるようにしましょう。

5~10項目に該当する場合には軽症です。
日ごろからセルフケアを積極的に行いましょう。

11項目以上は中症、重症で、うつ症状など心の問題も抱えており深刻です。

5項目以上の場合、首こり病に詳しい治療院の受診をおすすめします。

特殊な手技治療と鍼灸治療

当院に来院された際には、
初診で20分ほどかけて、しっかりと問診を行い自覚症状を確認し、あなたのお悩みの状態をしっかりと共有します。

次に首の疲労状態を触診します。
触診で首の筋肉のチェックポイントの張りや痛みを確認します。
これらの結果、深刻な病気が隠れていないかどうかを調べます。

首こり病と診断された場合には、症状や総合的に判断して治療計画を立てて治療をおこないます。

施術の基本は筋・筋膜・関節の調整と鍼灸波治療です。

こり固まった筋肉のこりを手技で徹底的に解消していきます。
手では届かないところには適宜、鍼治療を行い、患者さんの症状にあわせて、筋肉のより深いところをほぐしていきます。
それでも、まだ残る強いこりにはピンポイントで電気鍼治療を施します。

治療の頻度は、週1~2回が基本です。
症状の程度によっては、集中的に治療を受けていただく場合もあります。
治療を進めていくうちに、首の痛みやこりが徐々に軽減し、それとともに症状が減少していきます。
症状がすべてなくなり、各種検査でも異常がなくなれば完治です。
患者さんによって異なりますが、数週間から数カ月で治るケースが多いです。


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不定愁訴は首こりが原因?!
首こりが自律神経の不調を引き起こす

頭痛、めまい、倦怠感、ドライアイ、不眠、便秘、うつなど、不定愁訴、原因は「首こり病」かもしれません。

私がこれまでに心療内科で数多くの不定愁訴(頭痛、めまい、倦怠感、ドライアイ、不眠、便秘、うつなど)に悩む患者さんの施術をしてきた経験から、自律神経の不調をもたらす首こり病と、その治療と予防についてお話していきます。

首こり病は首の後ろの筋肉がこって、
いろいろな不調が現れてくる症候群

首こり病は同じ姿勢を続けて首の筋肉を使いすぎることによって起ります。
特にデスクワークなどでの首の姿勢が問題で、長時間うつむいた姿勢で重い頭を支え続けたことによって、首の筋肉が過度に緊張し、こり固まってしまうことで発生します。

首の筋肉がこるといろいろな症状が出てきます。
代表的な症状は首の痛み(頚部痛)や頭痛ですが、症状はそれだけにとどまりません。
いつも頚が痛い、体がだるい、疲れがとれないなど、病院でいろいろな検査を行っても原因となる病気が特定されない、いわゆる不定愁訴と呼ばれる症状も実は首こりから発症しています。

首こり病の症状

首こり病の症状をみていきましょう。

こり・痛み(緊張性頭痛)

首こりでもっともよくみられるのは頚部痛と頭痛です。
首の筋膜肉を酷使すると頚部痛から、ぎっくり腰の首版のような、突然の「ぎっくり首」(急性頚椎痛)が起こることがあります。
また、頭痛には片頭痛などがありますが、首のこりから発生する頭痛は「緊張性頭痛」です。
後頭部から頭全体にかけて、頭が締めつけられるような痛みや圧迫感をともなうタイプの頭痛です。
仕事や試験勉強などをして夕方になってくると痛みが現れるタイプの頭痛です。

ふらつき・めまい

首の筋肉は目と連動して姿勢のバランスを保つために大事な働きをします。
首の筋肉が過剰に緊張すると目との連動が崩れて平衡障害が起こり、バランスをうまく保てなくなります。
ぐらぐらしたりフワフワしたりと、立っているところが安定しない、まっすぐに歩けない、首を動かすとふらつくなど、めまいのような症状が首こりによって現れます。

自律神経症状(失調症)

首こり病で特徴的なのは自律神経症状(自律神経の失調症状)です。
人間の体には、脳と脊髄にある中枢神経と全身にある末梢神経があります。
末梢神経には体性神経と自律神経があり、自律神経は、感覚と運動をコントロールする体性神経とは異なり、生命維持に必要な機能をコントロールしています。
大脳で首のこりや頚部痛を知覚すると大脳辺縁系・視床下部に伝わります。
視床下部は自律機能の調節を行う総合中枢であり、首こりや頚部痛の影響が自律神経に及ぶという仕組みです。

たとえば、
自律神経は血流をコントロールしていますが、手足の冷えは血流、つまり自律神経が関係しています。
心臓や胃腸・食道などの内臓の働きも自律神経が担っており、動悸や胃もたれ、便秘などの症状も、息苦しさや過呼吸が起こるのも自律神経の問題です。
手のひらや体幹に汗をかいたり、瞳孔の調節が低下してまぶしさを感じたりすることも、自律神経の不調が引き起こしている症状です。

気分の問題(気分障害)

首こりは気分の問題(気分障害)も引き起こします。
大脳で首のこりを知覚すると、大脳辺縁系・視床下部に伝わるとさきほど紹介しました。
大脳辺縁系は系統発生的に古い脳であり、情動という好き嫌いや、やる気などの感情の表出に関与しています。
首がこってきて頭が重いなどの嫌な思いがあると、倦怠感から始まって、気分が滅入るうつ症状が現れたり、夜眠れないといった睡眠障害や、不安障害やパニック症候群を起こしたりすることもあります。

しびれ(末梢神経障害)

首がこると末梢神経が首の筋肉によって圧迫され、腕や肩、肩甲骨周辺にしびれ(末梢神経障害)が出ることがあります。
病名でいうと、胸郭出口症候群、前斜角筋症候群などが首こりに関係しています。


他にも、自律神経に関係する症状はこんなにもあります。

循環器の症状
動悸、頻脈、不整脈、血圧上昇(不安定)、手足の冷え、のぼせる、微熱

消化器の症状:
口の渇き、のどに詰まる(嚥下反射、食道のぜん動)、胃もたれ・胃下垂(胃のぜん動)、胃が痛い、逆流性食道炎、おなかが張る、便秘、下痢、便秘と下痢が交代でくる、嘔気・嘔吐、食欲不振

呼吸器の症状:
息苦しい、過呼吸症候群

目の症状:
まぶしい、ぼやける、疲れる(瞳孔の拡大、対光反射減弱)、目が渇く(涙腺)

その他の症状:
汗をかく(てのひら、体幹)、うつ、慢性疲労


これらの『いわゆる不定愁訴』で病院でいろいろな検査を行っても原因となる病気が特定されないとお悩みの方は首こり病を疑ってみてはいかがでしょうか?


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3層目の筋肉「後頭下筋群」のこりをとる、首こり改善運動

首こりは首の深層筋のこりですが、その首の深層筋というのは「後頭下筋群」のことです。
首の筋肉は3つの層からなっています。

手では触れられない

1層目の筋肉は僧帽筋です。
僧帽筋は首から肩、背中までを覆う大きな筋肉です。
その下に2層目の筋肉の頭半棘筋と頭板状筋があります。
後頭下筋群は、それらのさらに下にある3層目の筋肉です。

後頭下筋群は、
「大後頭直筋」「小後頭直筋」「下頭斜筋」「上頭斜筋」の片側で4つ、両側で8つからなる筋肉の総称です。
頭と首をつなぐとともに、首の動きを担っています。
後頭下筋群は1、2層目の僧帽筋・頭半棘筋・頭板状筋に覆われているため、首を上から触っても確認することはできません。

一般的なマッサージや押圧といった方法では、後頭下筋群のこりを十分ほぐせないため、多くの人が長年首こりに悩まされ続けてきたのです。

癒着をはがし個別に動かす

どうすれば後頭下筋群のこりをほぐせるのでしょうか。
こりを改善するカギは「血流促進」です。こり固まった筋肉では血流障害が起きています。
筋肉を動かすことで、筋肉の筋ポンプ作用(筋肉の収縮・弛緩の動きで血液を末梢から心臓に戻す作用)によって血流が促進され、効果的にこりを改善することができます。

ところが、こり固まった筋肉では筋肉どうしが軽度な癒着を起こして動きにくくなっています。
こり固まった後頭下筋群も、表層の筋肉と癒着して動かしにくい状態に陥っているため、首こりを改善するには、後頭下筋群の癒着をはがしてから、個別に効果的に筋肉を動かして、血流を上げる必要があります。

その方法として4つの首こり改善運動を紹介しています。

4つの運動のうち、1番目と2番目の運動が後頭下筋群を動かす運動です。

1番目の「首振り運動」は
首顔を横に向ける回旋系の筋肉をターゲットにした首の回旋運動で、

2番目の「あご上げ運動」は
首顔を上に向ける伸展系の筋肉をターゲットにした首の伸展運動です。
首ほかの筋肉と連動させずに3層目の筋肉だけを個別に動かすことで、3層目と2層目の筋肉の軽度な癒着がはがれ、筋ポンプ作用によって血流が促進されます。

3番目の「枕押し運動」は、
首振り運動・あご上げ運動とは逆に、2層目の筋肉を収縮させて、3層目との間で生じている癒着をはがします。
2層目と3層目の筋肉の間には大後頭神経という、頭痛に関係する神経が運っています、ここの癒着がはがれて神経への圧迫が解消されれば、首こりが原因の頭痛もよくなっていきます。

4番目の「あご下げ運動」は、
筋肉の神経生理学的な作用を利用した首のストレッチとリラックス法です。
首の前側の筋肉を収縮させて、首の後ろ側の筋肉をゆるめます。

この4つの運動を順番に1日3回行います。

この4つの運動を続けることによって、こり固まっていた筋肉のこりがとれ、首こりが解消していきます。

首こりある方に治療と並行して、この運動を2週間毎日やってもらったところ、首こりでうがいができない、車の運転で後方確認ができない、首が重くてつらい、一日中頭が痛いといった症状が見事によくなり、大変よろこんでいただきましたし、 首の可動域も首のこりも統計上有意に改善していました。

次のブログで、この4つの運動を実践していきますので、つらい首こりに悩んでいる人はぜひ行ってみてください。


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肩こり・首こり『後頭下筋群のセルフケア』|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。 ①

しつこい首こりを撃退!
後頭下筋群のセルフケアで首こりを治す

その肩こりは「首こり」かもしれません。
悪い姿勢と目の酷使が首こりの原因です。

長年にわたって肩がこっている、マッサージをしてもストレッチをしてもこりがとれない、朝起きた瞬間から肩がこって頭痛がする、肩こりがひどくて吐きそうになるなど、ひどい肩こりに悩まされている人は少なくありません。
その肩こりは、実は「首こり」かもしれません。首こりの専門家が首こりの対策についてお伝えします。

首の深層筋の凝り(コリ)

ひどい肩こりに悩んでいる方は少なくありません。
厚生労働省が平成28年に行った国民生活基礎調査よると、肩こりは日常で見られる症状のうち、男性の第2位、女性は第1位でした。
肩こりの症状は、なんとなく肩が重いから、肩がこりすぎて頭痛がする、吐き気がする、夜眠れないといったひどい肩こりまでさまざまです。
また、ふだんは持たないような重いものを持ったり、普段しないような作業をしたりしたときに一時的に起こる肩こりもあれば、子どもの頃から長年にわたって続いているしつこい肩こりもあります。
これまで肩こりといえば、首から背中の広い範囲を覆っている筋肉の「僧帽筋のこり」と考えられてきました。
実は、僧帽筋だけが肩こりを引き起こしているのではありません。
僧帽筋の奥にある首の深層筋のこりである「首こり」が、長年にわたって続くしつこい肩こりの原因の1つであることがわかってきました。

首の深層筋がこる要因

要因①姿勢

そもそも首こりはなぜ起こるのでしょう。
その要因の1つは姿勢です。ふだんから人は重い頭(約5㎏)を首で支えながら生活していますが、姿勢が悪いと頭と首をつないでいる首の深層筋に負担がかかります。
たとえばスマートフォンを使用するときの姿勢を考えてみましょう。
首を60度傾けて画面を見ると、首に頭がまっすぐのっているときと比べて、首の負担は約5・4倍にもなります。
悪い姿勢でスマホやパソコンを使用する時間が長くなればなるほど、首こりはひどくなることがわかります。

要因②目の動き

首こりになる要因はもう1つあります。それは目の動きです。
首のこりは目の動きとも関係しています。
目を動かしたときに生じる微妙な頭の動きを、首の深層筋がコントロールしています。
スポーツで動くボールを目で追うときも、スマートフォンの小さい画面を見たり、手芸の細かい作業で目を使ったりするときも、首の深層筋は頭の動きをコントロールするために常に緊張を強いられているのです。

だから、首の深層筋に負担がかかる姿勢でスマートフォンの小さい画面を長時間見つめることが多い人に首こりが多いのです。

次回から「後頭下筋群」のこりをとる、首こり改善運動を詳しく説明していきます。


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肩こり・首こり『姿勢・動作の関係』|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。 ⑪

肩こり・首こり・ストレートネックのセルフケア②『ドーサル・ストレッチ』|骨・関節性(頸椎症)

頚椎症と姿勢・動作の関係

望ましくない姿勢や動作を習慣的に行っていると、関節に常に力学的負荷がかかり、関節を傷めてしまいます。
頚椎症は退行変性疾患(加齢に伴って起こる疾患)ですが、不適切な姿勢・動作をしていると疾患をより進行させてしまいます。
首にやさしい体の動かし方を身につけましょう。

下を向くには下を向く姿勢がある
「胸椎・骨盤と連動して首を動かす」

可動性をチェック
頚椎症は、最初に椎間板の機能が低下して椎間板腔が狭くなる「椎間板症」や椎間関節に変性が生じる「椎間関節症」が起こります。
次に椎間板が変形する「椎間板ヘルニア」や靭帯のゆるみや椎間板・椎間関節の変性で椎骨がずれる「すべり症」が起こり、脊柱管狭窄症へと進みます。
頚椎症は加齢によって脊柱が変性していく退行性疾患ですが、実は、不適切な姿勢や動作が疾患を進行させています。

たとえば、
高齢になると背中が丸まってきますが、肩甲骨が外側に開いた猫背の姿勢で首を上に向けると、首の骨に大きな負担がかかり、椎間関節の変性を進めてしまいます。

逆に胸を張った姿勢は若々しくていい姿勢に見えますが、肩甲骨が内側に寄った胸を張った姿勢で頭を下に向けると、首だけを無理に動かすことになり、椎間板の変性を進めてしまうことになりかねません。

私たちは日常生活の中で何気なく上を向いたり、下を向いたりしていますが、下を向くには下を向く望ましい姿勢が、上を向くには上を向く望ましい姿勢があるのです。
首を横に傾けるときや首を回すときも同じです。

望ましい姿勢というのは、
首から下の胸椎や骨盤といった土台の部分の姿勢を指します。
首の基本運動である、屈曲(前に倒す)、伸展(後ろに反らす)、側屈(横に倒す)、回旋(回す)の運動を行うときに、首に負担がかからない正しい土台を紹介します。

頚椎症のセルフケアのためにまずは胸椎・腰椎に首の運動の土台を担うだけの可動域を作るドーサル・ストレッチをしっかりと行いましょう。

ドーサル・ストレッチ

胸椎・腰椎を3つの姿勢でストレッチしていきます。

屈曲

仰向けの姿勢から上体を起こしてひじで支える。
顔は正面に向ける。
ひじが肩の下にくるくらいまで無理なく上体を起こせたらOK。
深呼吸を3回行ってください。

伸展

うつ伏せの姿勢から上体を起こしてひじで支える。
顔は正面に向ける。
ひじが肩の下にくるくらいまで無理なく上体を起こせたらOK。
深呼吸を3回行ってください。

側屈

横向きに寝た姿勢から上体を起こしてひじで支える。
脊柱が動画のような自然なカーブを無理なく描けたらOK。
深呼吸を3回行ってください。
向きを変え反対側も同じように行ってください。

回旋

横向きに寝た状態からゆっくりと体を回旋して(捻じって)いく。
鳩尾より上の高さにある胸椎(背骨)を無理なく回旋できればOK。
深呼吸を3回行ってください。
向きを変え反対側も同じように行ってください。

当院では施術に加えてドーサル・ストレッチを行うことで肩や腕、手のこり・しびれ・痛みの改善に大きな成果を上げています。
肩や腕、手のこり・しびれ・痛みにお困りの方はぜひお試しください。

※これらは体に負担の少ない体操ですが、万が一、強い痛みを感じる場合は、動きを小さくするか、体操を中止してください。


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肩こり・首こりの原因『ヘルニア』|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。⑨

肩こり・首こり・ストレートネックの原因②骨・関節性(頸椎症④)

頸椎症の種類②『椎間板ヘルニア』

椎間板ヘルニアの場合

神経根は再生能力のある末梢神経です。
一方、脊髄は脳と同じ中枢神経です。

中枢神経は再生しないため、脊髄を首のレベルで損傷すると四肢マヒが起こり、車いすの生活になってしまいます。
その意味では、脊髄が圧迫される危険なシグナルに、気をつけなければなりません。

手術の判断を急がなければな椎間板ヘルニア

椎間板がある時突然破たんし、中の髄核が脊髄側に飛び出してくるタイプの場合、首が痛いなと思っているうちに急に手足が動かなくなったり、手にしびれが出たりするケースが多いです。

このタイプの椎間板ヘルニアは30~40代の比較的若い人にみられます。
脊髄が圧迫される危険な状況の1つがこのタイプです。
中枢神経である脊髄が圧迫されている場合、圧迫の期間が長いほど手術をしても回復が悪いため、できるだけ早めに専門医のもとで検査を行い、手術の判断を急がなければなりません。※検査・手術は脊髄を専門に扱う医師に依頼しましょう。

スグに手術を行わない椎間板ヘルニア

一方、椎間板ヘルニアでも、神経根を圧迫している場合は対応が異なります。
飛び出す場所が前だったり、横に出て神経根に触れたりしても、問題はありません。

斜め後ろに飛び出して末梢神経である神経根を圧迫し、腕のしびれや痛みといった症状が現れていても、基本的には脊髄が圧迫されていなければ保存療法でしばらく様子を見て、スグに手術を行わない方がいいことが多いです。

ヘルニアの治療は時間が必要です。
椎間板の中はゼラチン状のものなので、正しい施術を受けていてもヘルニアの多くは椎間板から飛び出したゼラチン状のもの自然吸収されるまで症状は残ります。

なお、ヘルニアが起こりやすい場所は他の椎間板と比べて既に脆弱な状態にあるため、一時的に痛みやシビレが引いてもしばらくは椎間板に負担がかからないように施術とトレーニングを続ける必要があります。

当院にお越しの患者様は平均的に3ヵ月から半年で症状は改善しています。
この間、痛みが強い1~2か月のみ、病院から処方された痛み止めを併用して、2~3か月目の時点では痛み止めの服用を必要としなくなる方が多いです。


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肩こり・首こりの原因『骨棘』|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。 ⑧

肩こり・首こり・ストレートネックの原因②骨・関節性(頸椎症③)

頸椎症の種類①『骨棘』

骨同士のブリッジ『骨棘』
~骨棘ができ、靭帯が厚くなるのは関節の安定化に向けた自然な反応~

椎間板や椎間関節のガタつきによって、椎骨同士がぶつかり、椎体の縁に骨棘という棘のようなでっぱりができてきます。
骨棘は椎体の外側にも出ますし、椎間関節の中にも出てきます。
それだけでなく周囲の靭帯も厚くなってきます。
実はこれらは、ガタついている関節を安定化しようとする体の自然な反応です。
骨棘が脊髄や神経根(脊椎から出ている末梢神経)を圧迫したり刺激したりして痛みやしびれが発生している場合には、保存治療や手術治療を行いますが、症状がなければ骨棘ができるのは何も悪いことではありません。

むしろ、上下の椎体から鳥のくちばしのように骨棘が前に出てきてブリッジをつくると、究極的には骨同士がくっついて不安定性が解消され、安定した関節になります。

ご高齢の方で、首が前に出たまま固まって動かなくなっている方をお見かけすることがありますが、あれは加齢による頚椎の自然な経過であり、ある意味、変形性頚椎症の「なれの果て」の状態なのです。

椎間板や椎間関節のガタつきによる首こりや肩こりも、骨棘のブリッジができると自然に解消されます。

頚椎症性の脊髄症と神経根症

椎間板や椎間関節のガタつきによって、骨棘が椎体の内側に出てきて、脊髄にあたると頚椎症性脊髄症の症状が、神経根にあたると頚椎症性神経根症の症状が現れます。

頚椎症性脊髄症の症状

頚椎症性脊髄症の症状は、両手のしびれや痛みの感覚障害、ボタンがかけづらいなどの、手の動きの悪さ(巧緻性運動障害)が現れます。
脊髄の圧迫が続くと、足にも筋力低下や歩きづらさなどの症状が出てきます。
運動機能の低下が見られる場合には、手術を検討します。

頚椎症性神経根症の症状

頚椎症性神経根症の症状は、首から肩、腕へのしびれるような痛みです。
神経根は脊髄から左右に分岐したばかりの神経であり、圧迫を受けている側に症状が出ます(症状は片側のみ)。
神経根症では、多くの場合、手術をしないで保存療法で改善を図ります。
だいたい6ヵ月から24ヵ月くらいで症状が改善します。  


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肩こり・首こり・ストレートネックの原因②骨・関節性(頸椎症②)

頚椎症は椎間板の老化で起こる!
首痛、首こりを起こす真犯人は首の関節のガタツキだった!

椎間板の加齢変化
首のトラブルは筋・筋膜のみが引き起こしていると考えられがちですが、果たしてそうでしょうか?
確かに首は筋肉に囲まれていますが、首の筋肉をハードに使いすぎてしまうことは、通常の生活では多くありません。
なかなか良くならない首のトラブルの原因は、筋肉よりもむしろ、その内側にある構造物、つまり背骨(頚椎:首の骨)の問題であることも考えられます。

首は頚椎という7つの骨で構成され、成人で約5㎏もある重い頭を支えています。
頚椎には、椎骨どうしをつなぐ靭帯(前縦靭帯・後縦靭帯・黄色靭帯)があり、椎骨と椎骨の間には椎間板があり、連結した椎骨で形成される椎間関節があります。
これら構造物のうち、問題を引き起こしやすいのは「椎間板」です。

椎間板は、加齢変化によって弾性が低下してきます。

椎間板の弾性が低下すると、椎間板の部分がガタつき、それに伴って椎間板の後ろにある椎間関節もガタつきます。
椎間板がガタつき椎間関節もガタつくと、関節の周りにある靭帯や関節包にも負担がかかり、さらにその周囲にある筋肉も刺激を受けることになります。
その結果、筋肉に緊張が生じます。

筋肉が緊張してこり固まると、筋肉の血流量が低下して代謝が悪くなります。
代謝が悪くなると筋肉から発痛物質が出て痛みが生じます。
痛みのために神経が刺激を受けて緊張し、その神経の行き先である筋肉が緊張して固まり、筋肉の血流量が低下して…というように、悪循環が続いていきます。

これが広い意昧での椎間板のガタツキによっておこる首の骨・関節性のトラブルです。


補足:

椎間板

椎間板は、椎骨と椎骨の間にある連結組織です。
椎骨にかかる衝撃を吸収し、脊柱の動きを滑らかにします。
成長期を過ぎた18歳ごろから老化が始まり、なかの水分が徐々に失われて弾性が低下します。
また、椎間板には血管がないため、傷めても再生されにくい特徴があります。
加齢が進むにつれて、椎間板が薄くなりつぶれやすくなります(椎間板症、椎間関節症)。
さらに進むと椎間板がつぶれてなかにある髄核が飛び出てきます(椎間板ヘルニア)。
ヘルニアにならなくても椎間板腔が狭くなり、椎体同士がぶつかって骨棘が生じます(変形性頚椎症)。



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50代以降の肩こり・首こり|河内長野市クチコミ1位 大阪狭山市・堺市からも続々来院中!|大阪府河内長野市の整体鍼灸・「河内長野こにし整体院」では、カイロプラクティックやオステオパシーなどの筋・筋膜、関節痛に特化した施術を行っております。 ⑥

肩こり・首こり・ストレートネックの原因②骨・関節性(頸椎症①)

50代以降の首・肩のこりや痛み

首の違和感や痛みから始まる

私の施術所には、関節痛の症状を訴える患者さんが大勢訪れますが、腰痛・膝痛などの症状に+αで訴えられることが多いのが「首・肩のこりや痛み」です。

特に50代以降の首・肩のこりや痛みを訴えられる患者様のなかには病院で検査を受けて『頸椎症ですね』と言われて電気やシップでの処置を行っていたが何も変化がなく、困り果てて、それでも何とかしたいとアチコチの整形外科や整骨院を廻り回ってから当院にお越しになる患者さんが増えています。

頸椎症

頸椎症は、頸椎(首の骨)やその周囲の組織が加齢による衰えで変形し、首の痛みや手のしびれなどを引き起こす病気です。
多くの場合、漠然とした首の違和感や痛みなどから始まりますが、放置していると、手や腕のしびれやマヒなどが現れることがあります。

また、場合によっては足がしびれたり、ひざに力が入らなくなったりして、歩行が困難になるケースもあります。

首の痛みだけなら、首周辺の筋肉のこりや硬直が原因の場合もあります。
しかし、手にしびれやマヒ、脱力が現れるようなら、首を通る神経がなんらかの形で圧迫されていると考えていいでしょう。
頸椎症という病気を知ってもらうために、次回から頸椎のしくみを説明します。


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肩こり・首こり・ストレートネックの原因①筋膜

筋膜による肩こり・首こり・ストレートネックを改善する「筋膜伸ばし体操」

筋膜をほぐして・はがして・引き伸ばす

では、筋肉に癒着した筋膜をはがし、引っぱって効率よくシワを伸ばす自カケア法「筋膜伸ばし体操」を紹介しましょう。

この体操は、次の3つの体操で構成されています。

①肩回し筋膜ほぐし
②肩回し筋膜ほぐし
③前屈筋膜伸ばし

① 肩回し筋膜ほぐし
肩回し筋膜ほぐしは、肩甲骨を大きく動かして、肩全体の筋膜をほぐす体操。

②なんでやねん筋膜はがし
腕振り筋膜はがしは、皮膚に近い筋膜を軽く押さえた状態で腕振りを行うことで、肩周辺の筋肉に癒着した筋膜をはがす運動です。

③おじぎ筋膜伸ばし
おじぎ筋膜伸ばしは、上半身を斜め右、斜め左に動かすことで、肩のシワが洋服の裾を引っぱったように伸ばされます。

以上の①②③を続けて行っても1分程度しかかかりません。
これを1セットとして、1日に3セット行ってください。
行う時間帯は、起床してすぐと、入浴後に行うといいでしょう。

※これらは体に負担の少ない体操ですが、万が一、強い痛みを感じる場合は、動きを小さくするか、体操を中止してください。


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